日本社会が大きく変わろうとしています。1947年から1949年に生まれた、
団塊世代の方達が高年齢者雇用安定法で保障された第2の定年と言われる
65歳を過ぎました。
また、国土交通省試算では高齢者人口は2040年に概ねピークを向え、
約3,850万人(全人口比約37%)へと大きく増加するものと予測されています。
これまで地方で先行する形で進行していた高齢化が今度は大都市圏でも急速に
進むことが見込まれています。
このような状況が高齢者という新しい巨大なマーケットを生み出しています。
増加し続ける高齢者層。今、新しい賃貸マーケットが生まれています。
東京都が行っている65歳以上の高齢者を対象とした「高齢者の生活実態」調査によると、
「高齢者のみの世帯」の割合は55.4%。調査開始した昭和55年の30年前と比べて21.2%増加して
約2倍となりました。
高齢者専用賃貸住宅は「関心はあり条件や内容によっては入居したい」(9.6%)、
「関心はあるが入居はわからない」(22.4%)と、約3割の人が関心があるという調査結果が
出ています。
「高齢者住まい法」の改正で脚光を浴びる“サービス付き高齢者向け住宅”
このように高齢者マーケットは大きく拡大しています。高齢者向けの住まいに関する制度は、
年々整備・改正されてきました。その中での最大の改正が「高齢者住まい法」の改正です。
これは今まであった「高齢者円滑入居賃貸住宅」「高齢者専用賃貸住宅」「高齢者向け優良賃貸住宅」の
3タイプの区分けを“サービス付き高齢者向け住宅”に一本化し、別に区分される「有料老人ホーム」と
ともに都道府県知事への登録制度としたものです。
この制度改革により高齢者向けの賃貸住宅市場が活性化されることが期待されています。
この制度を活用してサービス付き高齢者向け住宅を供給する際には下記のような条件を満たす
必要がありますが、住宅金融支援機構の融資を受けることが可能になるなど、税制面での
メリットも大きく、新たな土地活用事業として大きな注目を集めています。
サービス付き高齢者向け住宅の登録基準
サービス付き高齢者向け住宅とは高齢者の自己決定を尊重し、住まいとケアを分離し、
社会と常に交流を持ち自立した生活を送る事ができ、高齢者が安全で安心できる住まいのこと。
またサービスは施設ではなく住まいです。住生活基本計画に定められている住まいの最低基準を
満たしていて、必要に応じて外部から介護医療サービスを自由に利用でき、介護状況の
変化による住居の変更を強いられることのない自由な生活を送ることができる住まいです。
ハード
・各専用部分の床面積は原則25㎡以上、構造・設備が一定の基準を満たすこと
(18㎡以上で充分な共有設備を完備しているものも含みます。)
・バリアフリー構造であること(廊下幅の確保、段差解消、手すり設置)
・各専用部分に、台所、水洗便所、収納設備、洗面設備、浴室を備えたものであること
サービス
・サービスを提供すること(少なくとも安否確認・生活相談サービスを提供)
[サービスの例:食事の提供、清掃・洗濯等の家事援助等]
契約
・長期入院を理由に事業者から一方的に解約できないこととしているなど、
居住の安定が図られた契約であること
・敷金、家賃、サービス対価以外の金銭を徴収しないこと
・前払金に関して入居者保護が図られていること
(初期償却の制限、工事完了前の受領禁止、保全措置・返還ルールの明示の義務付け)
高齢者向け賃貸住宅から介護施設系まで。
高齢者マーケットが求める多様なニーズにマッチしたご提案
税制面での待遇を受けられ、社会にも貢献できる高齢者向け施設事業
相続対策として
土地オーナーの皆様が高齢者向け施設を建築、賃貸する場合、一般の賃貸住宅同様「貸家建て付け地」として土地の評価減が受けられるため、相続税対策としても効果的です。
社会貢献として
土地オーナーの皆様が、高齢者社会の中で必要とされる高齢者向け施設事業を行うことは、長年住まわれてきた地域に対して貢献していくことに繋がります。
立地に左右されない事業として
高齢者向け施設事業は、その建築に必要とされる立地の優位性に左右されることがありません。また、広いエリアがターゲットになるため、今まで賃貸事業には向かないと諦めていた土地を有効に活用する選択肢の一つとして、大きな可能性を持っています。
国および地方公共団体等からの補助、融資。
コンフィアンスの高齢者向け賃貸住宅のメリット
補 助 | 「サービス付き高齢者向け住宅」の供給促進のため、住宅・施設の建築・改修費に対して、 国が民間事業者・医療法人・社会福祉法人、NPO等に直接補助を行います |
対象 | ■登録されたサービス付き高齢者向け住宅等 |
補助類 | ■建設費の1/10または戸数×100万円の低い方 ■リフォームの場合は改修費の1/3(国費上限100万円/戸) |
主な要件 | ■サービス付き高齢者向け住宅に10年以上登録すること ■入居者の家賃が近傍同種の住宅の家賃とバランスがとれていること ■家賃等の徴収方法は前払い方式に限定されていないこと |
融 資 | 住宅金融支援機構において「サービス付き高齢者向け住宅」に 対する融資を実施していく予定です |
※税制及び融資制度の待遇は、サービス付き高齢者向け住宅として登録された賃貸住宅に限られます。
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